最近、よく耳にする「レンタルスペース投資」ですが、従来の不動産投資とどう違うのかあまり理解されていない方多いのではないでしょうか。
また、不動産投資とレンタルスペース投資のどっちを始めようか悩んでいる方も多いと思います。
そこで、今回は、不動産投資とレンタルスペース投資の違いや特徴、副業として始めるならどちらの投資の方がいいのかなどを紹介していきたいと思います。
この記事を最後まで読むことで以下の3つについてわかります。
- レンタルスペース投資と不動産投資の違いについて
- レンタルスペース投資の魅力
- 不動産投資の魅力
目次
レンタルスペース投資と不動産投資の違いって??
レンタルスペースと不動産投資では、どちらも物件を有効活用して利益を出すという点は同じです。
しかし、同じ物件を使ってのビジネスでも、利益の出し方が全く違います。
まず、レンタルスペース投資は短期的に物件を借りたい人をターゲットとしています。
レンタルスペース投資はまだ歴史が浅いですが、コロナ状況で密を防ぐための方法としても人気が出ています。
また、コロナになる前にも外国人観光客用の民泊として、安価なホテル替わりに部屋を貸し出している人もいました。
一方、不動産投資は長期的に物件を借りて、主に住居や事業用のテナントとして利用したい人をターゲットとしています。
不動産投資は昔から日本に根付いている投資で、歴史が古く不動産投資をしている年齢層は比較的高いです。
住居や商売をするために拠点となる場所は必要となるため、1度契約を行うとしばらくの間は安定的に収入が入ります。
このように同じ物件を投資対象としていても、アプローチの仕方で全く違うビジネスを実現させることができます。
レンタルスペース投資、不動産投資双方にメリット・デメリットがあるため、詳しくご紹介していきます。
レンタルスペース投資…時間単位で部屋を借りたい人をターゲットにした投資
不動産投資…住居や事業用目的で部屋を借りたい人をターゲットにした投資
空きスペースがあって今すぐにでもレンタルスペースとして貸し出したいという方にはスペースマーケットを利用することをオススメします。
スペースマーケットは、レンタルスペース業界でも人気No.1の実績があり、ユーザー数も多いため、どこで始めればいいかわからない方は、スペースマーケットで始めれば間違いないです。
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レンタルスペース投資のメリット
レンタルスペース投資を始めるメリットを4つご紹介します。
初期費用が安く済む
レンタルスペース投資は、初期費用があまり掛からず負担が少ないです。
そもそもレンタルスペースは、1時間単位で短期的に貸出ます。
今まで使っていなかったスペースや、時間帯を工夫し稼ぐことができる投資方法です。
そのため人によっては物件を準備する費用を掛けず、レイアウトのため備品を準備するだけの費用で済む場合もあります。
元々保有している物件がなく、スペースを有効活用する方法が試せない人は物件を賃貸することで始められます。
賃貸物件でも掛かる費用は月額が主となるため、初期時に掛かる費用が莫大になることもありません。
レンタル料で収入を得ている中から、家賃の賃料も支払えば毎月の経費として扱うことができます。
ただし、賃貸物件をレンタルスペース化するには、貸主の許可が必要です。
使っていないスペースを有効的に使える
レンタルスペース投資は、使っていないスペースを有効活用できる仕組みです。
例えば、時間帯を工夫して、レンタルスペース投資で稼いでいる喫茶店の優良事例があります。
その喫茶店は大学の近くにあり、お客さんは学生がほとんどです。
授業がある平日は、喫茶店は賑わっているのですが土日は授業がないため、定休日としています。
試しに定休日に飲食ができるパーティールームとして、喫茶店を貸し出すレンタルスペース投資を行ったところ学生からの予約が殺到しました。
土日も活動しているサークル生が、居酒屋に行くより安いと喫茶店のレンタルスペースを借り、スーパーで料理や酒類を購入し、集まる場として浸透したのです。
喫茶店のオーナーは、定休日の何も利益を生まない土日にレンタル料金を稼ぐことができるようになりました。
このように工夫次第でレンタル料を稼げることが、レンタルスペース投資のメリットでもあります。
仲介サイトへの掲載費用が無料
レンタルスペース投資では、仲介サイトを利用して借りたい人を募りますが、その募集を掛けるための掲載料が無料です。
レンタルスペースには複数の仲介サイトが存在しますが、人気のスペースマーケットも含めほとんどのサイトが掲載無料です。
実際に予約が入ったときに、レンタル料から20%~35%ほどの手数料は引かれますが、事前に掲載費用が引かれない点はとても魅力的です。
掲載費用が掛からないことで、仲介サイトが自分に合わないなと思ったら、すぐに別のサイトへ乗り換えることができます。
様々な利用目的にレイアウトできる
レンタルスペース投資は需要に合わせて物件をレイアウトすることで、予約の入りが変わります。
レンタススペースを借りたい人の目的はパーティーや会議室、YouTubeの撮影用など様々です。
パーティー会場のために物件をレイアウトをして予約が入らなくても、会議室用にレイアウトを変え、再掲載すれば同じ物件でも予約が入る可能性もあります。
その土地の需要に合った利用目的を研究し、最善を尽くすることで収入を得るチャンスが広がります。
レンタルスペース投資のデメリット
レンタルスペース投資のデメリットを3つご紹介します。
収入が安定しない
レンタルスペース投資の収入は、安定しません。
レンタルスペースでの収入は、1時間ごとに貸し出し単発的に入るレンタル料であるため、予約数が少ない月だと月収も比例して減ります。
また、歓送迎会が多くパーティー会場の予約が入りやすい時期や、決済期に会議室利用が多いように繁忙期が存在します。
それとは逆に全く予約が入らない暇な月もあるため、収入は不安定でしょう。
保証がついていない仲介サイトを選ぶと危険
レンタルスペース投資を行う際は仲介サイトを利用しますが、保証がついているサイトで掲載することをオススメします。
レンタルスペースはスペースを貸している間、個室の様子を除くことはできないため、備品の破損や利用者のケガが起きた時、責任の所在が誰にあるか平等に判断できません。
このようなトラブルを避けるためにも、スペースマーケットで掲載することをオススメします。
サービスの利用者全員が無償で保証対象となる仲介サイトでは、何かトラブルが起きた時、広い範囲で保証金が出ます。
トラブルは急に起きてしまう避けられない事項であるため、事前に対策できることに越したことはありません。
立地が良くないと予約が入らない
レンタルスペース投資は、立地が良くないとレンタルの予約が入りにくいです。
レンタルスペースは、複数人で集まってスペースを利用することもあります。
そのため人が集まりやすい、アクセスが良好な繁華街やビジネス街の方が予約は入りやすいです。
他にもYouTubeの撮影を行うためにレンタルスペースを借りる人がいるならば、車や電車が多く通り騒音がありそうな立地は選ばれにくいでしょう。
このように、スペースの立地など条件が悪いと、どのように工夫しても予約はいらず、稼ぐことができない場合があります。
不動産投資のメリット
不動産投資のメリットを4つご紹介します。
長期的に安定した収入が見込める
不動産投資は、1度契約が決まると長期的に安定した収入が見込めます。
不動産投資の収入は、入居による家賃収入です。
住居目的での貸出が不動産投資の主となるため、借りる人は長期的に入居します。
そして、賃料は月額でもらうため貸主の手元に入る収入も、まとまった額が定期的に入ってきます。
また、賃貸借契約を結ぶ際、特約に短期違約金についての記載をしておけば短期間に解約した場合、違約金をもらうこともできます。
1度契約すれば、安定的な収入が入り賃貸借の契約も不動産会社が行うため、貸主はほとんど何もしなくても良いです。
メンテナンスの回数が少ない
不動産投資の場合、長期的に物件を貸し出すため、大掛かりなメンテナンスはその人が退去をしたタイミングのみです。
もちろん、人が入居している間は自身の所有物件でも勝手に入れば不法侵入となるため、メンテナンスもできません。
一方、レンタルスペースの場合は、借りる人は1時間単位や1日単位で入れ替わります。
その都度、掃除などのメンテナンスを行う必要があるため、管理が簡単という点も不動産投資のメリットでしょう。
ほとんど稼働がない
不動産投資は、不労所得に近いです。
全く何もしなくて良いという訳ではなく、物件の責任は貸主にあったりイレギュラーで動くこともあります。
ただし、賃貸借契約は不動産会社が行ってくれるので、貸主は借りたい人が見つかりさえすれば、契約書にサインをするくらいの稼働でOKです。
運用が上手くいき入居者さえ決まれば、後は安定して収入を得ることができます。
立地が多少悪くても賃料が安ければ良い
不動産投資は立地が悪くても、その分賃料を安くしバランスを取ることで入居のチャンスをつかめます。
不動産投資先のお客さんは住居を探す人が主となります。
人にとって住居は生活するうえで必要なもので、お金がなければ希望の条件を下げ賃料の安いアパートに住まなければなりません。
そのように高い賃料の住居に住めない人向けに、物件を安い賃料で貸し出すことで立地など条件が悪くても、契約を結べることがあります。
不自由な条件がある分、どこまで賃料を下げるかは難しいですが、同じような住居の賃料を調べたり、近隣の住居の賃料を参考にするなど調査が必要です。
不動産投資のデメリット
不動産投資のデメリットを3つご紹介します。
初期費用が多く掛かる
不動産投資は、初期費用でまとまった金額を準備しなければなりません。
不動産投資を始める際は、マンションやアパート1棟、戸建ての物件1件以上購入するところから始まります。
もちろんその額は多額となり、数千万円以上必要となるでしょう。
一般的な収入の人は準備をするのが難しくなるため、不動産投資をしたくでもできないことがあります。
また、全財産を不動産の購入に使ってしまうのも危険であるため、貯金額ぎりぎりの額を不動産投資に充てることもやめましょう。
仲介サイトの掲載料が有料
不動産投資を行う際、仲介サイトや不動産会社を利用して借りたい人を探し契約まで行いますが、その際の手数料や掲載料が掛かってしまいます。
契約したい人が見つからなくても、掲載するだけでその期間の費用を支払わなければならないため、早く入居する人を見つけなければなりません。
入居希望者に興味をもってもらうため、賃料を安くして工夫をしている貸主もいます。
借りる人に対して審査をしっかりする必要がある
不動産投資を行う際、契約をして入居するお客さんの審査は慎重に行いましょう。
例えば、入居希望の人が働いていなく、毎月の収入がない場合、物件を貸すことで起こりうることを考えてみてください。
始めの数か月は貯金額を崩し、家賃を支払ってくれるかもしれません。
しかし、貯金が底尽きたらどうやって家賃を支払うのでしょうか。
他にも、借りたい人が外国人で日本語が話せない場合、何か貸主から伝えたいことがあっても意思疎通ができず困る想像もできますよね。
差別はできませんが契約上不利になることは、できれば避けなければなりません。
このようにどんな人でもすぐ入居を認めれば、収入は入るかもしれませんが将来性も考えしっかりと審査を行う必要があります。
レンタルスペースと不動産投資どっちが稼げるの??
物件や条件にもよりますが、不動産投資よりもレンタルスペース投資の方が稼ぎやすいといわれています。
理由としては、時間単位で短期間に複数の人に貸し出せる特徴が、収益に強い効果を与えているからです。
例えば、家賃10万円の物件を不動産投資で貸し出す場合、どれだけ頑張っても上限10万円までしか収入を得られません
しかし、レンタルスペースであれば、月に貸す人を増やすほど多くの収入を得られます。
もちろん予約が入らないと、収入も発生しませんがコロナで多くの人が外出を控える中、個室を少人数でレンタルする人が続出しています。
逆に不動産投資の稼ぎ時である引っ越しの時期をコロナで先延ばしにしている人もいるため、賃貸を契約する人が減ってきています。
コロナの影響もあり、今のところはレンタルスペース投資の方が稼げる見込みがありそうです。
不動産投資はリスクが高く始めにくい
不動産投資は、初期費用に数千万円以上など多額が必要であるため、一般的な収入の人は始めにくいビジネスです。
不動産投資を始める時、まず物件を購入することからスタートします。
マンションやアパート、1軒家を1棟以上購入しなければならないため、その分の貯金額が手元になければなりません。
もし、ギリギリ購入できる額が手元にあったとしても、貯金額がすべてなくなるようなカツカツな状況では生活が不安です。
また、不動産投資は必ずしも元本が保証されているわけではなく、失敗する可能性もあります。
少額であれば失敗しても勉強代くらいで、水に流せるかもしれませんが、多額の資金であるほど負担が大きいです。
ましてや、不動産投資にかかる数千万円以上を失うとなれば、正気ではいられないくらいショックでしょう。
レンタルスペース投資に向いている人とは??
レンタルスペース投資に向いている人は、今すでに保有している物件やスペースがある人です。
例えば、不動産投資をしていて部屋が余っている場合や、店を経営していて使っていない時間帯がある人などです。
他にも個室ではなく駐車場や物置スペースが空いていても、そのようなレンタルスペースに特化した仲介サイトを利用すれば稼ぐことができます。
賃貸物件を借りてレンタルスペース投資を初めても、もちろん収入を得ることはできますが、月々の賃料を支払う必要があります。
そのため、賃料よりも稼ぎを出さないと赤字になってしまうので、本気で活動を行わなければなりません。
より気軽に始めるのであれば、自己保有物件で空いているスペースがないか考えるところから始めましょう。
不動産投資に向いている人とは??
不動産投資に向いている人は、まとまった資金を用意できる人です。
先ほど説明した通り、不動産投資は初期費用に数千万円以上と多額の資金が掛かってしまいます。
物件を先に購入しておいて、借りる人さえ見つかれば後は楽に収入を得ることができますが、それにしてもリスクが高すぎます。
ただ、成功すれば将来に不安がある人でも家賃収入で有意義に生活ができるため、リスクを理解した上で不動産投資を始める分には誰も文句は言いません。
レンタルスペース投資と不動産投資を比較してみた
レンタルスペース投資と不動産投資について詳しく説明してきましたが、比較内容を表にまとめました。
2つの投資を比較 | ||
---|---|---|
レンタルスペース | 不動産 | |
初期費用 | 設備・備品料金 (数万円) | 物件購入費用 (数千万円以上) |
月額費用 | 賃貸の場合必要 | サイトへの掲載費など |
収入 | 不安定 | 安定(契約が決まれば) |
仲介サイト掲載費 | 不要 | 必要 |
リスク | 低 | 高 |
改めてレンタルスペース投資と不動産投資を比較すると、やはり不動産投資の費用の高さとリスクが気になります。
多くの費用を1つの投資対象に掛けるということは、その投資が失敗した際のリスクの高さに繋がります。
投資は、本来少額ずつ複数の案件に出資する分散投資が好まれます。
分散投資をすることで、1つの案件に失敗しても他の案件の利益でカバーでき、軌道修正が取れるからです。
不動産投資だと、失敗した時のリスクを賄うことが難しいです。
副業で始めるならレンタルスペース投資
副業で物件を利用した投資を始めるならば、レンタルスペース投資がオススメです。
ご紹介した通り、レンタルスペース投資は気軽に始められ、初期費用も少ないです。
既に空き物件を所有している人であれば、初期費用は備品代の数万円で済みます。
また、空き物件を持っていない場合でも、物件を借りるだけでOKです。
ただし、賃貸物件でレンタルスペース投資を行う際は、貸主に事前に許可をもらうことを忘れないようにしましょう。
レンタルスペース投資は、様々な利用用途に工夫してレイアウトできるため、流行り廃りがないビジネスになっていくことが予想されます。
なにか投資で副業にチャレンジしてみたいのであれば、是非レンタルスペース投資で投資家デビューを目指してみてください!
この記事を読んでレンタルスペース投資を始めたいと思った方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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