プー太郎
副業おじさん
Play-to-Earnは、直訳の通り「ゲームして稼ぐ」という言葉です。
例えば、ゲームの大会で優勝すると賞金がもらえる「E-Sports」をイメージされると分かりやすいかもしれません。
現在、こうした新しい稼ぎ方が仮想通貨の技術と結びついて、「Play-to-Earn」として盛り上がっていることをご存知でしょうか?
特に労働賃金が低いフィリピンでは、「労働するより、ゲームをしたほうが稼げる!」と爆発的に広がっています。
ゲームするだけで生活できる夢のような時代がもうすぐそこまで近づいています。
本記事では、Play-to-Earnの仕組みやリスク、具体的にどの程度稼げるものなのかまで、具体的に解説していきます。
後ほど具体的なゲーム名も交えて紹介しますので、興味がある方は、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事を最後まで読むことで以下の3つについて理解することができます。
- Play-to-Earnの仕組みについて
- Play-to-EarnとGameFiの違い
- Play-to-Earnのオススメのゲーム
OpenSeaで売れるものは??購入・販売方法や利用する上での注意点について
目次
Play-to-Earnの仕組みについて
仮想通貨ゲームにおけるPlay-to-Earnの仕組みについて解説していきます。
ゲームによって報酬の獲得条件は様々ですが、大きくは以下の2つの仕組みで稼げます。
1つ目は、報酬として仮想通貨を獲得し、その売却益で稼ぐ方法です。
これはシンプルで分かりやすいかと思います。
2つ目は、報酬として「NFT(Non-Fungible Token)」を獲得し、その売却益で稼ぐ方法です。
NFTとは、直訳すると「非代替トークン」です。
これまでの電子データは簡単に代替、つまり複製することが容易でした。
しかし仮想通貨の技術によって電子データをNFT化(複製できない独自の情報を埋め込む)ことで、世界に一つだけの電子データを生み出すことが可能になり、希少性という価値を持ち、取引できるようになっています。
NFT化された電子データ(アイテムやキャラクターなど)を売却して仮想通貨を獲得し、それを法定通貨に両替することで収入を得ることができます。
Play-to-EarnとGameFiの違いについて
Play-to-Earnと似た表現として、「GameFi」という言葉があります。
GameFiとは、GameとFinance(金融)を合わせた造語で、ゲームでお金を稼ぐことを意味します。
Play-to-EarnとGameFiに明確な違いはなく、両者はネット上では区別なく使用されている印象です。
あえて、2つを区別するなら、GameFiでは「Game」という部分が強調されている点です。
つまり、「稼げるけどゲームとしてはつまらない」という仮想通貨ゲームのことは、GameFiとはあまり呼ばない傾向にあります。
ゲームのプレイングスキルは必要とされず、機械的にクリックすれば報酬が得られる「ゲームのようなもの」も多数存在するからです。
プレイングスキルを必要とされないゲームは、一部のプログラミングスキルを持った人たちによって自動化され、稼ぎ尽くされることで価値を失っていきます。
現在では、ゲームとしても楽しむことが可能で、尚且つ稼げるプロジェクトを作るため、仮想通貨とゲームの専門家がタッグを組んで開発している例も珍しくありません。
Play-to-Earnはどれくらい稼げるの??
「ゲームをして稼げる」と聞いて気になるところは、「じゃあ実際にいくら稼げるの?」というところかと思います。
ゲームによって異なるため、一番メジャーな「Axie Infinity」を例に実際の稼げる金額をご紹介します。
結論から先にお伝えします。
現在の相場でAxie Infinityを毎日プレイすると、月に約1.8万円分のトークンを獲得することが可能です。
上限が決まっている理由は、Axie Infinityでは1日に獲得できるトークンに上限があるためです。
トッププレイヤーになってランキング1,000位以内に入ると、追加報酬も受け取ることも可能です。
具体的には、1位には約200万円、1,000位には約1万円となります。
プレイヤー人口は10万人を超えており狭き門ですが、挑戦する価値は十分にあります(引用:https://axie.substack.com/)
Axie Infinityのように、1日に獲得できる報酬に上限設定があるケースも少なくありません。
もっとたくさん稼ぐ方法はないのか?ということで編み出された手法が次にご紹介するスカラー制度です。
次に詳しく解説していきます。
スカラーシップ制度とは??
Axie Infinityに限らず、多くのPlay-to-Earnできるゲームは初期投資費用がかかることが多く、資金力のないプレイヤーの参入障壁となっていました。
そこで考え出されたのがスカラーシップ、直訳は奨学金制度です。
スカラーシップ制度は、マネージャーとスカラーで構成されます。
マネージャーは、スカラーに対して、無料でゲームをプレイできる環境を与えます。
スカラーは、対価としてゲームで稼いだ金額の一部をマネージャーに納めます。
最終的にはマネージャーとスカラーの合意で決まりますが、マネージャーの取り分は50%~70%が相場です。
マネージャーは複数のスカラーを雇うことができるので、資金さえあれば、10人・100人から不労収入を得ることが可能です。
スカラー側も無料でゲームを始めることが可能なため、どちらにもWin-Winな契約です。
こうしたスカラーシップ制度は労働賃金の低いフィリピンの若者を中心に爆発的な広がりを見せています。
スカラーの募集はTwitterでも盛んに行われているので、「#スカラー募集」で検索してみてもいいでしょう。
Play-to-Earnのリスク
美味しい話ばかりでは逆に怪しまれる方も多いと思いますので、ここからはPlay-to-Earnのリスクについて解説していきます。
大きく2つのリスクがあります。
報酬金額の暴落
1つ目は、報酬金額が暴落するリスクです。
Play-to-Earnではトークンで報酬を受け取るため、トークン価格の乱高下の影響は無視できません。
Axie Infinityを例に出すと、報酬のSLPというトークンは最高値40円から現在は10円以下を推移しています。
今後のトークンの価格は誰にも分かりませんが、安定した報酬がもらえるわけではない点はご注意ください。
規制
2つ目は、規制のリスクです。
現在の日本の法律では仮想通貨ゲームによるPlay-to-Earnを明確に「違法」だとして取り締まる法律はありませんが、今後規制対象になる可能性もリスクとして認識しておく必要があります。
(引用:https://innovationlaw.jp/play-to-earn-2/)
Play-to-Earnを始めるのにお金はかかるの??
仮想通貨のゲームでPlay-to-Earnするためには、多くの場合初期投資が必要であり、金額はゲーム内容によって様々です。
Axie Infinityの場合は、ゲームを始める前に3体のアクシーと呼ばれるキャラクターを購入する必要があり、合計約10~30万円必要です。
初期投資金額が回収できるのか?多くの方が気にすることだと思います。
Axie Infinityでは、現在の報酬が今後も貰えるという前提で試算すると、10万円でゲームを始めた場合、約6ヵ月で回収できる計算となります。
また、購入したアクシーは売却も可能であり、購入時と同じ金額で売却できれば、プレイ報酬分が丸儲けとなります。
少しハードルが高いと感じる方には、スカラーシップ制度の利用がオススメです。
こちらは、無料で始められます。
Play-to-Earnで稼げるオススメのゲーム5選!!
Axie Infinity
「仮想通貨のゲームと言えば、Axie Infinity」というくらい有名なゲームです。
2018年にリリースされ、現在では10万人を超える人々がプレイする大きな市場となっています。
ゲーム内では、3体のアクシーというモンスターを操り、様々な強敵を倒していきます。
アドベンチャーモード(対CPU)とアリーナモード(対人)があり、ターン性バトルで各ターンにどんな技を使うか、誰を攻撃するかなど、戦略性のあるゲームとなっています。
また、アクシー同士の交配によって、子供を作ることもできます。
繁殖を繰り返して、アクシーを増やし、売却することで報酬を得ることができます。
スカラーシップで稼いでいる方も多く、気軽にプレイしてみたい方はぜひ利用してみましょう。
10万人以上がプレイ
Crypto Spells
Crypto Spellsは、国内最大級の仮想通貨ゲームです。
ゲーム内容は、よく見かけるカードゲームですが、プレイするカード1枚1枚がNFTとなっており、資産としての価値を持ちます。
例えばレジェンドクラスカードは、世界に19枚しか存在せず、今後発行されることもありません。
この希少性が価値を担保することに繋がっていきます。
また、Crypto Spellsは、カードのナーフ(強さの調整)を参加者の投票で決めることができます。
普通のカードゲームでは「運営」と呼ばれる管理主体が存在し、ゲームの内容の変更はその一存で決まるため、非常に中央集権的です。
しかし、Crypto Spellsは、プレイヤーが運営に参加する分散型のゲームを実現しています。
国産の仮想通貨ゲームということで有名YouTuberも参画しており、今後の発展が期待できるゲームです。
国内の稼げるカードゲーム
The Sandbox
The Sandboxは、ゲーム内に存在する土地「Land」上に自由な建造物、アイテムを配置して遊ぶNFTゲームです。
既存のゲームではMINECRAFTが最も近く、MINECRAFTもThe Sandboxの世界に参入しています。
特徴としては、ゲーム内で使うアイテム、キャラクター、建造物などを自由に創造できる点です。
無料ツール:VoxEdit(引用:https://www.sandbox.game/jp/create/vox-edit/)を使うことで積み木を楽しむ感覚で、簡単で組み立てることが可能です。
興味があれば、自作してみるのもいいでしょう。作成した創造物はNFTとして販売し、収入を得ることも可能です。
The Sandboxの世界が発展することで、クリエイター主体で価値を生み出し利益を生む形(クリエイターエコノミー)が発展していくことが期待できます。
誰かが作ったThe Sandboxの世界を楽しむ、またはThe Sandboxの世界を自分で作っていくことができるため、非常に自由度の高いゲームです。
自由度の高いゲーム
Sorare
Sorareは、サッカー選手5人でチームを作成し、スコアを競うNFTゲームです。
大きな特徴は、現実世界のスポーツと連動して、ゲームの得点が決まる点にあります。
実在のサッカー選手一人に対して、一定の枚数のNFTカードが発行され、プレイヤーはNFTカード5枚を元にプレイします。
選手の現実世界での活躍(プレー時間、ゴール数など)に応じて得点が決定。
5人の合計点で順位を決定します。
上位ランカーになれば、報酬をイーサリアムという仮想通貨で獲得可能です。
イーサリアムは日本国内の取引所にも上場しており、換金も簡単に行うことができます。
カードの取引はコインチェックでも行われており、サッカー好きな方は一度覗いてみてもいいかもしれません。
稼げるサッカーカードゲーム
CryptoKitties
CryptoKittiesは、その名前の通り猫をコレクションするゲームです。
リリースはAxie Infinityよりも2017年と古く、NFTゲームの先駆け的存在です。
ゲーム内容はシンプルで、NFT化された猫の画像をコレクションすることと、猫同士を交配して、新しい猫を手に入れることができます。
見た目が同じ猫は1枚として存在せず、個々に異なる見た目をしており、子供には両親の見た目が遺伝します。
猫には、見た目の他に「世代」というパラメータが存在し、交配を繰り返す毎に、その子孫は世代が上がっていきます。
第0世代に相当するリリース当時の猫たちは希少性が高く、今でも高額で取引をされています。
猫の見た目が気に入った方は、コレクションとして購入してもいいかもしれません。
歴史の長いNFTゲーム