最近、投資したお金を自動で運用してくれるSUSTENなどのアプリが流行っていますよね。
中でも、10円や20円などの少額から投資ができるトラノコというアプリが今勢いがあります。
SNSや街中などで宣伝を行っているので、知っている方も多いかもしれません。
そこで今回は、このトラノコについて紹介していきたいと思います。
- 少額から投資を始めたい
- 投資に興味がある
- 自動で資産運用したい
この記事はこのような方にオススメの内容となっています。
目次
トラノコとは??
トラノコは、TORANOTEC株式会社が運営している投資アプリになります。
日本経済新聞やテレビ朝日などのメディアにも取り上げられるほどの人気ぶりです。
その人気の秘密は、他の投資アプリとは違い、クレジットカードや電子マネーでの買い物で発生する10円、20円などの少量なおつりから投資できるところにあります。
トラノコで投資したお金は、投資のプロである経験豊富なファンドマネージャーが運用してくれるので安心です。
「投資には興味あるけど、まとまったお金を投資するのは恐い」といった方にオススメのアプリです!!
トラノコを利用するメリット
トラノコを利用するメリットを5つ紹介します。
- おつりやポイント・マイルで投資できる
- 超少額から投資可能
- ほったらかし運用ができる
- 自分に合った投資信託を迷わず選べる
- 学生はかなりお得に利用できる
ひとつずつ説明していきます。
おつりやポイント・マイルで投資できる
トラノコは「買い物のおつり」や「様々なポイント・マイル」を元手に投資することができます。
トラノコにECサイトの登録情報やクレジットカード情報を紐づけておくことで、自動的におつりを投資に回してくれます。
日々の買い物のおつりで投資をすることができるので無理なく続けられることがメリットです。
また、トラノコは様々なサービスと提携しているため、提携先のポイントやマイルを元手にして投資をすることができます。
まったくお金を使わずに投資を始められることもメリットです。
投資可能な提携ポイントは、今後も拡大予定だそうです。
投資可能な提携ポイント
- RealPay
- G-point
- NetMile
- PointTown
- ANAマイル
超少額から投資可能
トラノコは最小運用可能額が5円と超少額から投資を始めることができます。
投資経験がなくて不安という方や大きな金額を用意できない学生でも、少額から投資を始めることができ、安心して運用できる点がメリットです。
特に投資初心者の方は、評価額が元本割れしているのを見ると、不安になって評価額ばかり気になってしまいます。
最初は少額から運用を始めて慣れてきたら運用金額を増やすことで落ち着いて運用することができます。
ほったらかし運用ができる
トラノコは手間と時間をかけずに成果を得られる可能性が高い「ほったらかし運用」ができる点がメリットです。
最初に自動積立設定をするだけで、あとはトラノコが自動で指定した口座から設定金額を積み立てて運用してくれます。
ほったらかしで運用できるため、手間や時間がまったくかかりません。
仕事が忙しくて時間がない人や投資に時間をかけたくない人に最適です。
また、投資の世界には「最も投資成績が良いのは亡くなった人だ」という格言があります。
つまり、亡くなった人のように評価額を見ず長期間のほったらかす運用が成果が出やすい投資法であり、トラノコはこの投資手法に則っています。
自分に合った投資信託を迷わず選べる
トラノコは自分のリスク許容度に合った投資信託を選んで運用することができます。
選べる投資信託は後ほど説明しますが、「安定型」「バランス型」「リターン型」の3種類とシンプルに設計されています。
その中から自分のリスク許容度に合わせて迷わずに投資先を選ぶことができます。
特に投資初心者の方は、どこの投資先にすればよいのか悩んでなかなか始められず機会損失となる方が多いです。
シンプルな3種類の中から投資先を選べるトラノコなら初心者でも迷わないので機会損失を防ぐことができます。
学生はかなりお得に利用できる
「学生のみなさんにこそ、投資を始めてほしい」というトラノコの想いから「トラノコ学割U22」というサービスが始まりました。
通常月額300円の利用料がかかりますが、23歳以下の学生なら手続き時に学校名と学籍番号を入力するだけで月額利用料が無料になります。
15歳(トラノコ利用可能最低年齢)から23歳までの8年間利用したとすると28,800円もお得に投資をすることができます。
ぜひ、学生の方は少額からでも良いので始めてみましょう。
毎月ポイントがもらえる
トラノコを利用すれば、投資額に関わらず、以下のいずれか1つを選択して、そのポイントを毎月もらうことができます。
- nanacoポイント…毎月20ポイント、口座申込で3500ポイント
- ANAマイル…毎月5マイル、口座申込で700マイル
- d-point…毎月15ポイント、口座申込で3000ポイント
まとまったポイントをもらいたい方は、口座申し込みをしましょう。
ここでもらえるポイントは、トラノコでの投資12回目以降にまとめて付与されて、それ以降毎月付与されるようになります。
トラノコを利用するデメリット
トラノコを利用するデメリットを二つ紹介します。
- 短期投資には向かない
- 運用金額が少ないと手数料負けする
ひとつずつ説明します。
短期投資には向かない
トラノコは短期投資には向いていません。
なぜなら、トラノコで運用できる投資ファンドは、様々な上場投資信託(ETF)に資産を分配し、幅広く世界の株式や債券・不動産に投資することで、リスクを抑えながら長期的な経済の成長に乗り、リターンをあげているからです。
また、短期投資はハイリスクハイリターンであり、損失を被る確率が高いため初心者にはおすすめしません。
投資初心者こそトラノコのような世界中に分散し長期間投資する投資法が最も稼げる可能性が高い投資法です。
運用金額が少ないと手数料負けする
トラノコは基本的に月額利用料300円とその他の手数料がかかります。
投資金額が少ないと毎月300円以上の利益をあげられず手数料負けする可能性があります。
少額から運用を始めると最初のうちは運用コストが割高となってしまいますが、運用金額が増えていくうちに割安になるので安心してください。
具体的には約70〜80万円ほど運用するとコスト率は1%を切り、他の投資商品と比べても割安なコストで運用することができます。
トラノコのファンドの種類
メリットの方でも少し触れましたが、トラノコのファンドは「小トラ」「中トラ」「大トラ」の3種類とシンプルに設定されています。
どのファンドも世界への分散投資・長期投資を前提に専門家が選定しています。
ひとつずつ説明していきます。
小トラ
小トラはリスクを抑えることを重視したポートフォリオを構築することで、安定したリターンを狙いに行くことを前提にしたファンドです。
ポートフォリオの構成は、比較的リスクが低い債券の割合が半分以上を占め、その他に株式やコモディティ、不動産などが含まれています。
地域別で見ると、米国へ57%、グローバルへ30%、日本へ8%、新興国へ5%となっています。
元本割れする可能性を極力減らしたいという方におすすめです。
中トラ
中トラはリスクとリターンのバランスを重視したポートフォリオを構築することで、リスクを抑えつつある程度のリターンを狙うことを前提にしたファンドです。
ポートフォリオの半分程度が債券で占めていますが、小トラよりも株式の割合が多くリターンを高める構成となっています。
地域別でみると、米国へ44%、グローバルへ37%、日本へ19%、その他0.3%となっています。
リスクとリターンのバランスを取って運用したい方におすすめです。
大トラ
大トラはリターンを重視したポートフォリオを構築することで、リスク相応のリターンを狙うことを前提にしたファンドです。
ポートフォリオの半分以上が株式で構成されており、債券や不動産など低リスク商品の割合が少なくなっています。
地域別でみると、米国へ41%、グローバルへ29%、日本へ21%、新興国へ7%、その他へ2%となっています。
長期間の運用でリスクを下げることを前提に大きなリターンを狙う方におすすめです。
トラノコを始める上で必要なもの
トラノコを始める上で必要なものは、以下の3点です。
- 銀行口座
- マイナンバー確認書類
- 運転免許証等の本人確認書類
マイナンバー確認書類とはマイナンバーカード(個人番号カード)または通知カード、個人番号記載有りの住民票のいずれかになります。
おつり投資をする場合は、おつりデータ取得のために家計簿アプリ(ZAIM、マネーフォワード)またはクレジットカードが必要になります。
トラノコでスムーズに投資を始めたい方は事前に準備しておきましょう。
トラノコの手数料
トラノコを利用するのに登録料はかかりませんが、月額利用料と運用報酬、出金手数料がかかってしまいます。
- 月額利用料…トラノコを利用するのに毎月かかる費用
- 運用報酬…運用金額に応じてかかる費用
- 出金手数料…出金時にかかる費用
トラノコの手数料は、以下の通りになります。
トラノコの手数料 | |||
---|---|---|---|
サービス | 月額利用料 | 運用報酬(%/年) | 出金手数料 |
トラノコ | 300円(税込) | 0.33%(税抜) | 300円(税込) |
他社平均 | 0円 | 1.265%(税抜) | 0円 |
月額利用料や出金手数料は、他社のサービスと比べても高いですが、運用報酬がダントツに安いので、投資金額が多いほどお得に利用することができます。
また、初めの3ヶ月間は月額利用料と出金手数料は無料なので、気軽に始めることができます。
トラノコの始め方
トラノコアプリでの始め方を紹介します。
iPhoneでもAndroidでもダウンロード可能です。
生年月日を入力し「同意する」にチェックをつけ「上記を確認して次に進む」をタップ。
基本データを入力し「上記を確認して次に進む」をタップ。
住所・職業を入力し「上記を確認して次に進む」をタップ。
チェックを付けて「上記に同意し申し込む」をタップ
ファンドを選び「〇トラで始める」をタップ。
ここでは、「その他金融機関の口座を設定」を選択します。
「口座を新規登録する」をタップし口座を登録します。
マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー記載の住民票の写しのいずれかをアップロードしましょう。
数日すると確認番号が記載された口座開設完了の案内が簡易書留で届きます。
アプリを開き確認番号を入力すれば登録が完了です。
初心者は月にどれくらい投資したらいい??
初心者は月に数千円から数万円程度の少額投資がおすすめです。
なぜなら、家計や心への負担が少なく長期間投資を続けられるからです。
投資はリスクがあるため、予測していないことが起きます。
最近だとコロナショックがあり、多くの資産を投資していた初心者は焦って損切りし多くの損失を出しました。
一方でゆとりを持って投資を続けられた方は、コロナショック後の株高で多くの利益を得られました。
投資初心者は、心にゆとりを持って長期間運用できると思える金額から投資を始めてみましょう。
トラノコを始める前に気になること
トラノコを始める際のよくある質問に回答します。
不安を解消してからトラノコを始めましょう。
高校生でもできるの??
結論、高校生でもできます。
トラノコは親権者の同意があれば15歳から利用可能です。
また、22歳以下の学生を対象に「トラノコ学割U22」が利用でき、月額利用料300円かかるところ無料で運用することができます。
学割を利用することで運用コストを大きく減らすことができるため、通常よりもかなり有利な環境で投資に挑戦することができます。
ぜひ、積極的にトラノコの学割を活用して高校生のうちから投資を行いましょう。
確定申告は必要??
基本的には不要ですが、必要な場合もあります。
トラノコは自動的に利益に対する税金を徴収してくれる特定口座を選択することができます。
そのため、特定口座を選択した方は確定申告の必要がありません。
ただし、トラノコ以外の投資商品と損益を合わせる「損益通算」をする場合は、確定申告が必要になります。
投資で得た利益には約20%の税率がかかりますが、損益通算をして損失と合わせて利益を計算することで税金を減らすことができます。
出金にどれくらいかかる??
出金には1週間程度かかります。
出金リクエストはいつでも可能であり、リクエストから2営業日後に出金額が確定します。
そしてリクエストから1週間程度で、登録している引き落とし口座に出金額から出金手数料300円が引かれた金額が振り込まれます。
一度出金リクエストをすると、新しいリクエストは8日間出来ないので、注意が必要です。
解約できるの??
解約できます。
解約とは、新規の積み立て停止と月額利用料300円の徴収停止のことを指します。
つまり、ファンド自体の運用は今までに積み立てた金額で続きます。
運用も中止したい場合は、出金リクエストをする必要があります。
一度解約してしまうと連携していたサービスが解約されたり、トラノコポイントが消滅してしまうため注意が必要です。
ウェルスナビと比較してみた
ロボアドバイザーが資産運用をする人気サービスのウェルスナビと比較してみました。
結論から言うと、トラノコの方がおすすめです。
下表をもとにトラノコの特に強い点を解説します。
ウェルスナビと比較してみた | ||
---|---|---|
トラノコ | ウェルスナビ | |
ポートフォリオ種類 | 3種類から組み合わせ可能 | 5種類から1つ選択 |
投資対象 | 国内ETFと海外ETF | 海外ETFのみ |
手数料 | 月額300円+年率0.3% | 年率1.0% |
最低投資金額 | 5円~ | 30万円~ |
おつり投資 | マネーツリー、マネーフォワード、Zaim、トラノコおつり補足サービス | マネーツリーのみ |
一つ目は手数料の安さです。
トラノコは月額利用料がかかりますが、投資金額が増えるにつれてお得度が増していきます。
運用額が100万円を超えてくるとウェルスナビやその他のサービスよりもかなり割安です。
二つ目は最低投資可能金額です。
ウェルスナビは30万円からと大金を用意する必要がありますがトラノコは5円から始められます。
大金が用意できない高校生でも投資を始めやすい設定になっています。
三つ目はおつり投資のしやすさです。
トラノコは3つの家計簿アプリと連携できることやクレジットカードでも設定できるのに対して、ウェルスナビはマネーツリーのみです。トラノコの方が使い勝手が圧倒的に良いです。
トラノコの評判について
トラノコを実際に利用している方の評判や口コミについてまとめてみたので、今からトラノコを始めたいという方は、参考にしてみてください。
これまでのポイ活投資履歴!
全部ポイ活で稼いだポイントだけ!
8月はアリ帝国と日替わり内室でけっこういけた💪😎✨#トラノコ #ポイ活 #ポイ活投資 pic.twitter.com/jrLy7Q9AZz— なちょ。 (@nacho_pointget) September 5, 2022
トラノコ
1年経過813円→144647円
積立みたいな物と捉えてるから運用成績は気にしなーい😇
引き続き毎月10000円ペースで積み重ねる pic.twitter.com/wX2fNOjarw— ちです (@yQ8Jj13Rc37R695) February 13, 2023
歩数を350円分のauポイントに交換したわ☺️🤳💰
健康になれる上にお金も頂ける🤤
でもコレは食品寄付に充ててるよ
😙🤲🏻🍘🗃money stepという歩数アプリで稼いだポイントはトラノコで使えるから知識薄い私が投資という物を肌感覚で学ぶのに良いよね💹🤔
元手が歩数だしリスク無いし😆👌🏻
実践実践✌🏻😁 pic.twitter.com/3ZnbQBtwF4— ひたちまや (@MAYA_HIDEMI) August 25, 2022
初心者はどのファンドが良いの??
初心者はまずは小トラファンドがおすすめです。
なぜなら、トラノコのファンドは長期投資を前提としているにもかかわらず、初心者の多くが評価額が下がると焦って損切りしてしまうからです。
小トラファンドは債券という比較的低リスクな投資商品を中心に構成されているため、値動きが少なく安定したリターンを得ることができます。
価格変動に慣れてきたら中トラファンドや大トラファンドに乗り換えて、より大きなリターンを狙っていくのが良いでしょう。