現在、コロナの影響による収入の減少や、終身雇用の崩壊により副業に挑戦する人が増加しています。
Webライターや動画編集、プログラミングなど人気のある副業に挑戦する人がいる一方、ドローンを使った副業に挑戦する人が増加しています。
「ドローンで副業?」
「未経験でも仕事になるの?」
と疑問を感じる方も多いと思いますが、操縦の練習と民間資格を取得すれば、未経験でも副業で収入を得ることは十分可能です。
そこで今回は、仕事内容、収入の目安、注意点など、ドローンを使った副業に挑戦したい人が知っておくべき内容を解説します。
少しでもドローンを使った副業に興味のある方は5分ほどで読めますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事を最後まで読むことで以下の3つについて理解することができます。
- ドローンの市場規模について
- ドローンの副業について
- ドローンの副業を始めるのにオススメのドローン
目次
ドローンの市場規模について
ドローンの市場規模は2016年の353億円から右肩上がりの成長を続けており、現在2022年度は3099億円、2027年度には7933億円に達すると見込まれています。
近年、ドローンはただ映像を撮影するだけでなく、インフラ点検、測量、農薬散布、物流、水中作業などに使用されるなど様々な産業に実用されています。
そんな成長し続けるドローン市場ですが、操縦士不足という問題を抱えています。
お隣の中国では今後100万人のドローン操縦士不足になると予測を立てているほどで、その流れが日本にも来る可能性があると言えます。
ドローンの副業はどんな仕事がある??
YouTube投稿
空撮動画をYouTube上にアップロードし、広告収入を得ることができます。
YouTubeのメリットは
- 好きな時間に好きな場所で作業が行える
- YouTube経由で仕事を獲得できる
などがあります。
ただYouTubeの収益条件は、
- 1000人以上のチャンネル登録者
- 動画の総再生時間が4000時間以上
と収入を得るまでに時間がかかる点がデメリットといえます。
また、動画の時間やジャンルによって変わってきますが、1再生あたりの収益が0.1円と言われており副業である程度の収入を得るには少し難易度が高めです。
そのため初心者の時点でYouTubeをやる場合は、
- 撮影、操作の練習
- 始めから収益化を目指さない
- 営業活動(点検・測量・インストラクター業務)を楽にするため
を目的とし活動することをオススメします。
ストックフッテージ
ストックフッテージとは、動画素材の販売サイトのことです。
ここで販売されている動画素材はドローンによる空撮だけでなく一般的なカメラで撮影した動画も販売されており、様々な場面で使用されています。
現在は「動画の時代」と言われており様々な場面で動画が使用されています。
特に動画広告市場は、2022年は5,497億円、2025年には1兆465億円に達する見込みと言われており、今後さらに動画の需要が高まっていきます。
報酬についてはサイトによって異なりますが、販売した動画が全て自分の報酬になるわけではなく販売手数料がかかります。
手数料は各サイトによって違うためストックフッテージに興味のある方はその点の注意が必要です。
点検
点検はインフラをメインに行います。
従来のインフラ点検は、人の目視が一般的でしたが、目視では点検しにくい箇所や人員不足、足場を組む費用など様々な問題点がありました。
そこで現在はドローンを活用することで、目視では点検できない箇所の点検や経費削減など様々な問題を解決しています。
それにより経費削減により定期的な点検による安全確認が可能になり事故を防ぐことも可能になりました。
またドローンによる点検は災害時の危険箇所の点検にも活用されています。
ドローンによる点検業務は空撮などの撮影に比べて案件数が多い印象なので初心者でも始めやすい仕事と言えます。
測量
測量はカメラやセンサーを搭載したドローンを使用して行います。
従来の測量は、
- 距離と角度が測れる機械で地上で測量
- 飛行機を使用して測量
が主流でした。
しかし地上で測量する場合は人が行うため多くの時間がかかり、
また、飛行機での測量は広範囲を測量できるが膨大な費用がかかるというデメリットがありました。
そこで現在はドローンを活用することで、広範囲の測量でも費用を抑えれるだけでなくスピーディーな測量が可能になりました。
測量も点検と同様、空撮と比べて案件が多い印象はありますが、
- 測量士(国家資格)
- 測量士補
の資格が必要になります。
資格を持っている方はライバルが少ない今がチャンスですね。
インストラクター
主にドローンスクールのインストラクターを行います。
近年のドローンの需要拡大によりドローンスクールが首都圏を中心にたくさんできていますがインストラクターが足りていないという現状があります。
また副業を行う場合、土日など休日がメインになるかと思いますが、スクールに通う方も土日が多くなるため副業として非常にオススメです。
「インストラクターって難しそう」
と感じるかもしれませんが、しっかりとした研修がある会社がほとんどで、技術力アップも期待できる点でもオススメです。
ただ地方ではスクールがなかったり、不定期で講習会をやっている場合があったりするため、お住まいの地域にスクールがあるか事前に探してみましょう。
ドローンの副業ってどれくらい稼げるの??
どの仕事に挑戦するかにもよりますが、初心者の頃は5〜10万円ほどになります。
測量や空撮などの案件受託の場合、簡単な撮影や作業の場合は1件あたり1〜5万円、長時間の撮影と編集作業を行えば1件10万円〜が相場となっています。
簡単な撮影の場合、ドローンを飛ばす時間は長くても30分程度、長時間の撮影と編集を行う場合、3時間程度になります。
もちろん初心者の場合は時間がかかることもありますが、しっかり練習をし、編集作業もできるようになれば副業でもかなりの収入が期待できます。
それに加え、YouTubeに動画を投稿することで得られる広告収入やストックフッテージの動画販売も行えるようになれば、独立も夢ではないですね。
ドローンの副業を始める際に覚えておきたいこと
近年は副業目的だけでなく趣味でドローンを使用する人も増えてきました。
ただドローンを飛ばすには「航空法」や「小型無人機等飛行禁止法」などの法律を守って飛ばさなければいけません。
どんなに小さな機体でも人を傷つける危険性があり、これらの法律を守らずに使用していると当たり前ですが罰則を受けることになります。
また法律とは別に各自治体でドローンについての条例も定められています。
ドローンを使用する前に必ず確認をしましょう。
さらに2022年6月からは100g以上200g未満のトイドローンも飛行許可・承認が必要になるなどどんどん法律、条例が改定されているためその点も注意が必要です。
少しめんどくさく感じますが、ドローンを安全に楽しく使用するためにルールはしっかり守りたいですね。
ドローンで副業を始めるなら民間の資格を取ろう
ドローンでの民間資格はドローンスクールの実務試験や講習などを終了した人が取得できます。
民間資格は義務ではありませんが、副業をする際に有利になるため取得することをオススメします。
ドローンの民間資格は4段階あり3級、4級は誰でも受験可能ですが、2級以上は前の級の合格者のみ受験可能となっています。
受験地は各都道府県にあり、地方の方でもわざわざ県外に行く必要もありません。
ちなみに、2022年12月にはドローン操縦の国家資格の導入予定となっており導入後は民間資格と国家資格の2種類が存在することになります。
「国家資格ができるなら民間資格はいらない?」と思われるかもしれませんが、民間資格を持っておくことで以下のメリットがあります。
- 国家資格受験には人数制限があり、民間資格取得者が優先される
- 受講時間の短縮
そのため余裕のある方は民間資格も取得することをオススメします。
どこのドローンスクールに入るか悩んでいる方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
参考
【国土交通省認定】オススメドローンスクール5選!!料金やメリットについてドローンハック
ドローンの副業を始めるのにオススメのドローン3選!!
DJI Mini 3 Pro
初心者の方がドローンを使用する際に最も気を使うものの1つに「障害物との接触による機体の破損」があげられます。
初心者の頃は仕方ないと思いつつ、できれば避けたいですよね。
それを解決するのが「DJI Mini 3 Pro」です。
このドローンは前方/後方/下方の3箇所にデュアルセンサーが搭載されているため、撮影や作業にだけ集中することが可能です。
また、高度操縦支援システム「APAS 4.0」に対応しているため複雑な環境でも障害物の回避が可能です。
さらに縦型撮影にも優れており、タップするだけで縦型撮影と横型撮影の切り替えができます。
現在の動画のトレンドは縦型のショートムービーブームですので、そちらにも挑戦したい方にはオススメのドローンです。
DJI FPV ドローン
続いてご紹介するドローンは「DJI FPV」です。
一般的なドローンでは目視やモニターで確認しつつ操作をします。
一方、FPVドローンは、ゴーグルをつけることでドローンの目線で撮影、操作ができるちょっと変わったドローンです。
FPVドローンは主にレースなどで使用されることが多く、スピードや自由な操作性に優れたドローンです。
またその特徴を活かし、危険箇所の点検や目視が難しい場所、災害時などにも使用されるなど無くてはならないドローンです。
点検や測量など目視で確認したいけど難しい場合の副業にぴったりのドローンです。
DJI Mavic Air2
最後にご紹介するドローンは「DJI Mavic Air2」です。
4Kで撮影できることはもちろん、シンプルな操作、安全性、最大で34分の飛行が可能でバッテリー切れの心配もない、オールラウンダーといえるドローンです。
またスポーツモードでは最大68km/hと高速でのフライトが可能で躍動感、臨場感のある映像を撮影可能です。
機体重量に関しては570gと他のドローンと比べて少し重ためです。
ただ本体、リモコンともに手のひらサイズまで折りたためるためコンパクトに持ち運ぶことができるためその点の心配はありません。
以上から初心者〜上級者まで全ての方が使いやすいといえるため、これからドローンで副業を始めたいと思われている方にはオススメの1台です。