社会人1年目から60歳で定年退職するまで、だいたい40年間くらいです。
その間、会社員として働き続けることができるでしょうか?
また、会社員として働き続け、老後を送るのに十分なお金を貯金しておくことはできるでしょうか?
例えできたとしても、今は先の見えない時代です。
会社員として一つの会社の収入だけに頼るのは心もとないのではないでしょうか。
できれば、本業とは別の収入源を確保しておきたい。
そしてそのためのスキルを磨いておきたい!
このように考えている人たちの多くは副業にチャンレンジしています。
本業とは別に、自分のスキルを活用して、お金を貯めているのです。
でも、社会人1年目では経験が浅く、人より秀でたスキルがなくてもできる副業なんてあるのでしょうか?
大丈夫です。
副業は、もちろん高度なスキルを必要とするものもありますが、コツさえつかめば社会人1年目でも一定の収入を得られるものもあります。
そもそも独立を視野に入れてガツガツ働きたいというのならまだしも、とりあえずは副業としていくらかの利益を得たいと言うだけなら、そこまで難しいことをやる必要がありません。
ずっと趣味で続けてきたことや、仕事で使っていることのスキルの活用して稼ぐことはそれほど難しいことではないのです。
今回は、副業でちょっとしたお金を稼ぎたいという、副業初心者のために、社会人1年目からできる副業を紹介致します。
目次
社会人1年目から副業をするべき理由
社会人1年目ですと、会社内の最低月給と言うべき初任給から抜け出せていたい人がほとんどだと思います。
まだまだ十分な収入を得られていないのではないでしょうか。
月収にしてだいたい20万~30万円くらいでしょう。
これくらいの収入であれば、生活するのに困りはしませんが、遊びに行ったり欲しい物を買ったりするとすぐになくなってしまいますよね。
また、旅行などのお金のかかる趣味を始めると、あっという間になくなってしまいますよね。
貯金なんて全くできないのではないでしょうか。
ココだけの話、今の会社のできる先輩って、仕事だけでなく私生活も充実しているような気がしませんか?
私生活を充実させるにはとにかくお金が必要です。
実はできる先輩たちの多くは、社会人1年目から副業を始め、趣味に費やすお金を得ている人が多いのです。
社会人1年目だから、本業に集中しないとなんて言っていると、どんどん取り残されますよ。
社会人1年目だからこそ、副業でお金を稼ぎ、すぐにでもスキルを磨いていく必要があるのです。
社会人1年目からできる副業
社会人1年目では、まだまだ仕事において一人前とはいえないですよね。
自分で自由にできる時間なんてないはずです。
仮に業務時間外や休日にアルバイトを始めたとしても、急な呼び出しでアルバイトに穴を空けてしまう恐れがあります。
できれば、空いた時間に気軽に始められるような副業が社会人1年目には最適でしょう。
今回は、このような条件を満たす副業を集めてみました。
アフィリエイト|人気の副業
アフィリエイトは、主婦や社会人を中心に手軽に始められる副業として注目を浴びています。
おそらく、これを読んでいる方々もアフィリエイトという名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
ただし、その内容な仕組みまでは正しく知らない人も多いです。
アフィリエイトとは、成果報酬型の広告のことで、主に次のような仕組みで利益を得ることができます。
- 自分のブログやウェブサイトに、特定の商品・サービスを掲載する
- 訪問者がその広告をクリックして、商品やサービスを購入する
- 購入した商品やサービスの売り上げから、所定のマージンを得る
簡単にいうと、あなたがウェブ上で紹介した商品やサービスが売れたとき、その紹介料として、その商品の販売元からあなたに謝礼が支払われるという仕組みです。
商品やサービスはいろいろなものがあります。
あなたが売れそうだなと思うものを自由に選べます。
できれば、あなたが詳しく、かつ売れそうだと思うものを選べば、売れる確率は上がるでしょう。
まずは数万円単位の利益を目標にして始めてみてください。
慣れてきたら、より利益の高い商品を選んでみましょう。

株式投資|株主優待ももらえる
株式投資は、昔からあるものなので目新しさはないかもしれません。
しかし、インターネットが発達したことによって気軽に購入できるようになりました。
また数十万円単位でしか買えなかった株も、個人投資家の増加により数万円、数千円から買えるようになりました。
資本力が少ない社会人1年目でも、参入しやすくなったと言えるでしょう。
株式投資の魅力は、業界の知識を得られることです。
あまり知らない業界でも株式を購入すればおのずと興味が湧いてきますよね。
また、世間の流れに敏感にもなります。
あなたの身の回りに、目立つ広告を出ししている企業はありませんか?
目立つ広告を出すということは、景気が良い企業とも言えるでしょう。
株式を買っておくと、株価が上がって利益が出るかもしれません。
さらに企業を見抜く目を養えるかもしれません。
このように、社会人1年目に必要不可欠な、情報を取得する力を磨けるのです。
他の副業と比べて資金は必要ですが、手堅く利益を出せる副業として、根強い人気を持っています。

クラウドソーシング|自分に合った仕事が探せる
クラウドソーシングは、まとまった時間を取られない人におすすめの副業です。
アルバイトのように決まった時間に決まった場所に行く必要がなく、空いた時間に必要なだけ働くことができるからです。
クラウドソーシングは、簡単にいうと仕事のマッチングサービスで、「仕事を探している労働者と、仕事をしてくれる人を探している雇用者」を結びつけるサービスです。
例えば文章を書くのが得意ならば、ウェブサイトで、文章を書くのが得意な人を探している企業を探してみください。
ウェブサイトには、どういった趣旨の文章が必要で、それに対する報酬はいくらなのか明記しています。
条件が合えば申し込み、企業から依頼があれば成立です。
期限内の文章を収めてください。
仕事内容は多岐に渡り、単純作業のようなものや、プログラミングや動画の撮影など技術を必要とするものもあります。
仕事はいつ行っても構いません。
休みの日でも仕事が終わった平日でも構いません。
あなたのペースで始められます。
人気サービスだと、TVCMでもやっている「CrowdWorks(クラウドワークス)」なんかがあります。

物販|売れた分自分の収益になる
物販は、安く仕入れた物を利益を乗せて販売して稼ぐ副業です。
対面での物販も指しますが、ここではウェブを使った物販をご紹介しましょう。
数年前まで、個人での物販は難しいものでした。
しかし、ヤフオク!やメルカリといったサービスの登場により、個人でも物販を行うことが簡単になりました。
予め決められたフォーマットに必要事項を登録するだけで、すぐにでも個人で商品を販売することができるようになったからです。
個人と個人で直接やり取りができるようになりました。
実際にウェブサイトで売ることもできます。
物販用のウェブサイトは、作るのに安くても数十万円の予算が必要でした。
しかし、最近では「BASE」のように、手軽に物販サイトを作れるサービスが増えています。
フォームに沿って必要事項を記載するだけであなただけの物販サイトができるのです。
サイトのデザインは、事前に用意されたフォーマットから選べるので、ほぼオリジナルなものを作成できます。
顧客が付くと定期的に購入してもらえるので、毎月一定の収入を得ることも可能です。
なにかを作り出すことが得意な人におすすめの副業です。

プログラミング|市場価値が高い
プログラミングは収入の多い副業の一つです。
ウェブサイトを見ていると、プログラマーを募集する広告が目にする機会が増えていませんか。
これは需要に対し供給が不足していることを意味します。
今はプログラミングができる人を、どこの企業も求めているのです。
プログラムは個人で行うものから、チームで行うものまで様々です。
チームで行う場合は、フェイスブックのメッセンジャー機能、チャットワークスやZOOMミーティングなどで連絡を取り合い進捗状況を確認します。
納品も、データで送りやすいので、ウェブ上に適した副業ではないでしょうか。
プログラミングの良いところは仕事が実績になるところです。
一つの仕事が終わると記録として残り、次の仕事に結びつきやすくなります。
実績を積むことで、より高単価な仕事を得られるようになります。
ただ、プログラミングを独学で学ぶのは、至難の業なので、実際に実務経験のある講師の人に教えてもらえるTECH::CAMPのようなエンジニアスクールに通うことを強くオススメします!!

ライブ配信|特技やトーク力を活かせる
ここ10年ほどで脚光を浴びてきた副業の一つです。
代表的なものは「YouTuber」でしょうか。
YouTuberというと稼げるイメージがありますが、最近ではメインの収入である広告単価が下がってきて稼ぐことが難しくなりました。
代わりに台頭しているのがライブ配信です。
ライブ配信は「17Live」や「BIGO LIVE(ビゴライブ)」といったスマホのアプリに特化した配信が主流です。
これらのアプリでは「投げ銭(なげせん)」というシステムが採用されており、気に入ったライブ配信主に、金券のようなものを直接渡すことができるのです。
投げ銭は、数百円単位のものから数万円単位のものまであります。
事前に決められた料率をシステム会社に取られますが、副業としては大きいです。
まだYouTuberほどライバルが少ないため、参入障壁も低いです。
ライブ配信を行い、特定のファンがつくと一回あたりの配信で数万円単位の収入も可能です。

UberEats配達パートナー|配達した分稼げる
ある程度都心に住んでいると、ランチタイムを中心にUberEatsと書いた大きなバッグを持った人を見ることがあるのではないでしょうか。
彼らはUberEatsの配達パートナーで、飲食店から個人・法人宅へ食品を運ぶことで収入を得ています。
一回あたりの収入は平均して500円ほどですが、何度も繰り返すことで時給1500円~2000円ほどの収入も可能です。
日給換算しても悪くありません。
登録はUberEatsが定期的に開催する説明会に参加し、ロゴの入ったバッグを受け取ることで仕事を請け負えるようになります。
移動手段は問われませんが、自転車かバイクが主流でしょう。
注文が入るとスマホに案内が来ますので、指示された飲食店に行き、番号を伝えて食品を受け取り客先へ運びます。
ランチやディナーの時間帯は注文が集中するので稼ぎやすいです。
また、雨の日などは収入がプラスアルファされるのでお得です。
時間や場所の制約がないので、自由に副業をしたい人におすすめです。

確定申告は必ずしよう
副業をしていて、ついつい忘れがちなのが確定申告です。
でも、ちょっとくらいの収入なら、確定申告の必要がないとも言いますよね。
線引きはどのあたりなのでしょうか。
会社員が副業したときに、確定申告をする必要があるかどうかに「20万円ルール」という基準があります。
この20万円ルールは、副業で得た所得が年間で20万円以下だった場合は確定申告しなくても良いというルールです。
しかし、この20万円ルールは、副業がアルバイトかパートなのか、それともここで紹介したような副業なのかで変わります。
それぞれの場合を見ていきましょう。
1.副業がアルバイトかパートの場合
会社員として収入を得ていて、その収入以外の副業が、アルバイトやパートの場合、その収入が1年間で20万円以下であれば確定申告する必要がありません。
2.副業がアルバイト・パート以外の場合
会社員として収入を得ていて、その給料以外の副業がアルバイト・パート以外の場合(クラウドソーシングや内職など)は、副業の所得が20万円以下であれば、確定申告をする必要はありません。
ただし、注意しなければいけないのは、「所得が20万円以下」であることです。
アルバイトやパートのように、収入ではありません。
所得とは、売上から経費を引いた金額のことです。
例えば、売り上げが10,000円だったとしても、その経費に8,500円かかっていると、所得は1500円です。この所得を合計して、20万円以下であれば、確定申告は必要ありません。
3.副業がアルバイトやパートとそれ以外の仕事を並行している場合
アルバイトやパートなどと、それ以外の副業を並行していしている場合は、上の1と2を足した条件となります。
それぞれの所得の金額を足して、20万円以下であれば確定申告する必要がありません。

若者を狙った詐欺に気をつける
さて、良い事ずくめの副業ではありますが、やはりデメリットはあります。
それは、社会人1年目のように、経験の少ない若者を狙った詐欺です。
ネットでは顔が見えません。
ネット上の約束だけで仕事を依頼し、納品物だけ受け取って報酬を支払わないというような悪質な業者や個人もいます。
文句を言ったとしても返事が返ってこなかったり、仕事に不備があったからと言って突っぱねられたりするのです。
仕事だけして、報酬がもらえなければ泣くに泣けませんよね。
他には、「簡単・高単価」という魅力的な言葉で労働力を集め、実は完了するまでに膨大な時間がかかるような仕事をおしつけるような会社もあります。
たとえ高単価だったとしても、時給換算すると最低賃金を下回るのです。
10,000円の単価だとしても、それを完了するのに100時間かかってしまっては、時給100円だけですよね。
とても副業とは呼べません。
最悪の場合、あなたが納品した仕事で損害を被ったと逆に請求してくる企業もあります。
いわれなき損害賠償を受ける可能性があります。
これらは会社であれば、会社を通してクレームを付けたり、訴えたりもできますが、個人の場合はすべて自己責任なので、自分で解決しなければならないのです。
仕事を始める前に、条件はよく確認しましたか?
不審に思うようなことがあれば、事前に質問しておきましょう。
場合によっては契約書を結び必要だってあります。
企業によっては、面倒に思われるかもしれません。
もし、このような質問に答えたがらない企業とは、取引をしないほうが良いかもしれません。
個人で仕事をする場合、誰も守ってくれる人はいないのです。
「自分の身は自分で守る」、よく肝に命じておいてください。
社会人一年目で副業を始めよう!!
世の中には、いろいろな副業があります。
中にはあなたが想像もしていなかった副業だってあるはずです。
もちろん、ここではすべてを紹介することは不可能なので、興味のある人はいろいろ調べてみてください。
きっとあなたにピッタリの副業があるはずです。
大切なのは、まずやってみることです。
幸いなことに、副業はいつでも始められるし、合意の上であればいつでもやめられます。
始めてみて、これは自分に合わないなと思ったら止めればいいのです。
その中で、これは自分に合っていると思う副業があれば、それに集中してみてはいかがでしょう。
うまくいけば、本業にも良い影響を及ぼす副業だってあるはずです。
まず、行動してみることが大切です。
